
こんにちは。ゴールデンディアマン形成外科のソン・サンフン院長です。
唇が薄く見えるからといって、すべて同じ方法で改善できるわけではありません。
単純にボリュームが不足している場合もありますが、唇の組織が内側に巻き込まれ、正面から見える上唇の縦幅が狭くなっている場合もあります。
本日は、実際の患者様の口唇拡大術の術前・術後写真をもとに、どのような変化を目指す手術なのかをご紹介します。
ゴールデンディアマン形成外科医院 · 実際の症例レビュー

同一患者様の実際の術前・術後写真です。患者様のお顔や結果をAIで再生成してはいません。
CASE 01
まず、術前の唇に見られる特徴は
術前の写真では、下唇に比べて上唇の縦方向の露出が相対的に少なく、上唇の一部が内側に巻き込まれて見えます。
口唇山がないわけではありませんが、中央部の輪郭が比較的なだらかに埋もれているため
全体的に上唇の存在感が弱く感じられる口元です。
このような場合は、単に「唇が薄い」という表現よりも
実際に見える唇の面積がどのくらいあるか、中央と外側がどのように巻き込まれているかを合わせて確認することが大切です。

実際の術前写真の上に、観察ポイントのみを表示しています。
CASE 02
術後は単に「厚くなった」とだけ見ると見落としがちな点
術後は、上唇が以前より正面からより多く見えるようになり、中央部の口唇山と上唇のラインがやや明確に感じられるようになります。この際に重要なのは、唇を一律に大きくすることではなく、内側に巻き込まれて見えていた上唇の露出を自然に増やすことです。

唇の中心軸を基準にガイドラインを合わせ直した、実際の術後写真です。
上唇だけが大きく見えるのではなく、下唇との厚みの差が縮まり、正面から見た口元のバランスが変わることで、全体の印象がよりはっきりすることがあります。

同一患者様の術前・術後写真で、唇の部分だけを拡大して比較しています。
口唇拡大術のポイント 「どれくらい大きくするか」よりも、現在の唇のどの部位の露出が不足しているのか、実際に見えている唇の組織をどの方向にどれだけ広げれば自然に仕上がるのかを判断することが重要です。 |
SURGERY 01
口唇拡大術とはどのような手術なのでしょうか?
ゴールデンディアマンでは、唇の状態に応じて大きく「口唇ライン拡大術」と「粘膜前進術」に分けて考えることができます。同じ「薄い唇」でも、解決しようとする構造が異なるためです。

左は実際の患者様の写真の上に説明線を追加したもので、右は手術の原理を理解するためのシンプルな図解です。
口唇ライン拡大術
上唇の上側のラインに沿って必要な範囲を切除した後に縫合し、薄い唇の縦方向の露出を増やすとともに、唇のラインを整える方法です。 |
粘膜前進術
唇の内側の粘膜を前方に移動させ、巻き込まれた唇を外側に見えるようにすることで、露出とボリュームを補う方法です。ただし上唇の場合は上唇特有の形態があるため、粘膜前進術の適用には向いておらず、この方法は主に下唇の拡大術に用いられます。 |
SURGERY 02
フィラーと口唇拡大術では解決する問題が異なります
唇のサイズがある程度あり、単にボリューム感が不足している場合は、フィラーのように不足した容量を補う方法が合うことがあります。反対に、唇そのものの縦幅が狭い場合や、組織が内側に巻き込まれて実際に見えている面積が少ない場合は、ボリュームを足すだけでは望む形にならないこともあります。

患者様の結果のように見えるAIによる術前・術後画像は使用せず、実際の写真と概念図のみで比較しています。
つまり、フィラーは主にボリュームを補う方法であり、口唇拡大術は場合によって露出・形態・ラインを調整するアプローチです。どちらが優れているというよりも、まず現在の唇でどの問題を解決すべきなのかを切り分けて考えることが大切です。
CASE 03
今回のケースのポイントは「上唇の存在感」
今回の患者様は、術前は上唇そのものが薄く見え、下唇に比べて正面から見える面積が少ない状態でした。術後は上唇の露出が増え、中央部のラインがやや明確になったことで、上下の唇のバランスが変わって見えます。

実際の術前・術後写真だけで変化のポイントを分けて示した画像です。
上唇が薄く、内側に巻き込まれて見えないか
中央部と外側の唇の厚みの差がどの程度あるか
口唇山をどの程度はっきり見せるか
下唇とのバランスが過度になっていないか
人中の長さと唇の位置が、顔全体のバランスと調和しているか
RECOVERY
手術直後の見た目が最終結果ではありません
唇は動きの多い部位のため、手術直後は腫れやつっぱり感、硬い感じがある場合があります。口唇ラインを切開した場合は、しばらく切開線が赤みを帯びたり硬く感じられたりすることがありますが、時間の経過とともに徐々に薄くなり、柔らかくなっていきます。

実際の術後写真を背景に、回復に関するご案内のみをまとめています。患者様のお顔の形は変更していません。
ゴールデンディアマン内部の案内基準では、口唇拡大術は静脈麻酔または局所麻酔で行うことができ、手術時間は約1〜2時間です。抜糸は一般的に術後4〜5日頃に行い、その後の経過を確認しながら傷跡のケアを続けます。
CHECK
このような場合、カウンセリングで口唇拡大術を併せて検討します
薄い唇がすべて手術の対象になるわけではありません。現在の唇で不足しているのがボリュームなのか露出なのか、また顔全体の中で唇のバランスがどうなっているのかを、まず確認する必要があります。

実際の術前写真をもとに、カウンセリングで確認すべき項目をまとめました。
上唇そのものが薄く、唇の存在感が不足して見える場合
唇が内側に巻き込まれ、正面から見える面積が少ない場合
フィラーだけでは希望する縦幅や唇のラインを作りにくい場合
口唇山や唇の境界線の形もあわせて整えたい場合
上唇と下唇のバランスを構造的に調整したい場合
SUMMARY
唇は小さな部位ですが、変化は口元全体に表れます
口唇拡大術は、単に唇を大きくする手術というよりも、現在の唇で不足している露出とラインを分析し、顔の中で唇がどう見えるかを整える手術に近いものです。

実際の術後写真をそのまま活用した締めのカットです。
同じ薄い唇でも、中央部が不足しているのか、外側が巻き込まれているのか、口唇山の形状はどうか、人中と下唇のバランスはどうかによって、方法は変わることがあります。今回のケースのように上唇の露出が少なく、上下の唇のバランスの差が目立つ場合は、単純なボリューム追加と手術による拡大のどちらが適しているかを、まず見極めることをおすすめします。
ゴールデンディアマン 口元整形カウンセリングのポイント
唇の厚みだけを見るのではなく、人中・口唇山・口角・下唇とのバランスをあわせて確認し、手術方法を計画します。
FAQ
よくあるご質問
Q. 口唇拡大術を受ければ、必ず唇が大きく厚くなりますか?
A. 切除量やデザインによって異なります。現在の唇の厚みと顔のバランスを基準に、必要な範囲を決めることが大切です。
Q. フィラーを受けたことがある方も手術を受けられますか?
A. 既存のフィラーの種類や量、残っている程度によって手術計画が変わることがあるため、過去の施術歴をカウンセリングで確認する必要があります。
Q. 傷跡はなくなりますか?
A. 切開を伴う手術のため、傷跡が全く残らないとは言い切れません。傷の位置や縫合方法、個人の回復特性によって目立ち方が変わるため、術後のケアまで含めて計画します。
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本コンテンツは医療情報の提供を目的として作成されたものです。実際の患者様の術前・術後写真を用いた症例レビューであり、患者様の結果を示す画像には提供された実際の写真のみを使用しています。手術結果や回復過程は、個人の組織の状態、デザイン、手術方法などによって異なる場合があります。手術には出血・腫れ・傷跡などの副作用が起こる可能性があるため、十分なカウンセリングを経てご判断ください。